『思春期理解のためのマインドフルネス子育て講座』について
親が子どもに共感や愛情を示すことは大切ですが、同時に親自身のストレスを管理することの子育てにおける重要性は、最近の研究で認められています。「マインドフルネス」とは、今この瞬間に起こっている感情や考えに気がつき、評価や判断をしないでありのままに受け入れることです。マインドフルネスに基づく子育ては、親のストレスを減らすともに、親子間の温かい肯定的なかかわりを作り出し、家庭に子どもにとっての安心・安全な環境を生み出します。この講座は、思春期の子どもへの理解や子どもの発達に及ぼす親子の情動調整の重要性を神経心理学的な視点から説明するとともに、「マインドフルネス」を、実際にワークを通して体験しながら習得してもらうことを目的としています。講座は、8回分のセッション(全4時間程度)で構成されています。
※この講座は、JSPS科研費21K03104の助成を受けたものです。
大学病院の心理療法室で認知行動療法セラピストとして、不安障害、摂食障害、慢性疼痛やうつ病など、メンタヘルスの問題を抱えた人たちに対する個人心理療法を実践してきました。
また、公立小中高等学校でスクールカウンセラーを勤め、長年保護者の相談にあたってきました。認知行動療法に関するスキルと学校臨床の経験を活かし、不登校の子どもを抱える保護者のための認知行動慮法に基づくストレス低減グループワークプログラムを考案し、実践を重ねています。このプログラムを運営できるファシリテーターとなるための養成研修も心理や教育の専門家に向けて行っています。
さらに次の段階として子育てに悩んでいる多くの保護者への支援講座の作成にも着手しました。現在子育てのストレスを軽減する、第三世代の認知行動療法と言われるマインドフルネスの応用に着目し、思春期の親子関係がより良くなりますようにお手伝いをしたいと願っています。
こんにちは。現在、精神科の病院とクリニックで勤務している心理士の松尾と申します。
私は30歳の時に夫の転勤で関西に住むことになり、その時に離職して以来10年間、専業主婦として2児の子育てに専念していました。次は何の仕事に就いたらいいのか考えあぐねた時期を経て、下の子が小学校に入った時に近所の大学の認知神経科学教室というところで秘書のパートを始め、それをきっかけに脳科学に興味を持ち、半年で辞めて臨床心理学の大学院に入って、卒業後に心理士の資格を取りました。これまでに8校の小中学校のスクールカウンセラーをしたり、女性の生き方を一緒に考える女性相談をしたり、クリニックや研究所でうつ病患者さんや発達障害の方へのカウンセリングや心理検査を200名以上の方に行い、現職に至ります。
子どもがだんだん手離れするにつれ、お母さんも自分のことを考える時間が持てるようになります。でも今、育児真っ只中にいらっしゃるお母さんは目の前のことをこなすことに精一杯だったり、解決策が見つからず悩まれているかもしれません。
今、お子さんとの間で起きていることは、長い目で見ればお子さんの成長や発達に伴って起きてくる一過性のものだと頭では分かっていても、日々の生活で感じてしまうストレスをどうにかしたいと思われることもあると思います。
私たちは、同年齢のお子さんを持つお母さんどうしが抱えている子育ての悩みを共有できる場を持つことが、気持ちの整理になったり心の支えになることを、これまでの活動を通して実感してきました。
そうした場作りとともに、カウンセリングで用いられる傾聴という話の聞き方が、親子の会話をスムーズに促進する上でもとても有効であることを伝授させていただき、みなさんに体験していただくことで、子育てのヒントにしていただければと思っております。
団体名 | 一般社団法人親と子どもの心理支援ラボ |
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代表者名 |
南谷 則子 |
メールアドレス | kazokukokoro41@gmail.com |
電話番号 |
04-7172-0337(留守番電話になっています。) |
所在地 | 〒000-0000 〇〇県〇〇市〇〇1-23-4 〇〇〇〇ビル5F |